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43   6年間は長い

7月13日(火) 00:00

◆参議院議員の任期は6年である。衆参同日選挙などで政治家不在状態をつくらないためなどの理由から、3年ごとに半数ずつ改選されることになっている。では? と、素朴な疑問が浮かんできたことがあった。第1回、つまり最初の参院選では「議員定数の半数しか選ばなかったのか?」。

◆正解は1947(昭和22)年の第1回参院選では「6年議員と3年議員を同時に選んだ」である。得票順に上位は6年任期が約束され、半数から下の当選者は3年任期となったのだった。「なるほど」と感心しながらも、当落とともに、任期の長短を競った過酷な選挙だったことが想像できる。

◆11日行われた参院選は、民主党が大敗し、非改選を含めた与党系は参院過半数を12議席割り込んだ。衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」である。しかも、衆院は与党で3分の2ないので「本ねじれ」との言い方もされているようだ。

◆1946年の参議院議員選挙法案の提案理由には「参議院の独立性確保の方針を堅持し(中略)衆議院とは出来るだけ異質なものたらしめる」とあった。だが、参議院は、参院カーボンコピー説や参院無用論から一院制論まで、常にさらされてきた歴史がある。皮肉にも「本ねじれ」は、参院の存在をいやがうえにも大きくさせ、政権運営にも力を及ぼすことになるだろう。

◆衆院議員の任期は4年だが、解散があるので平均すると3年弱という。参院議員は衆院の解散のように、総理大臣から職を解かれることもない。一度当選したら、6年間は保証されている。6年は長い。中長期の政策にじっくりと腰を据えて取り組むことが出来る。衆院とは違った仕事が出来るはずだ。いや、やってもらわなくては困る。それがなければ、参院の存在意義は問われ続けよう。