倉敷市船穂町でワイン用のマスカット栽培を5月から8月にかけて手伝ったマスカット援農隊の収穫祭が開かれました。
マスカット援農隊は、ふなおワイナリーで製造するマスカットワインの原料マスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培する農作業ボランティアです。今年度は、倉敷市内外から応募のあった30人が5月16日から8月20日まで芽かき、ツルの誘引、間引きなどの作業工程を一人3日間ずつサポートしてきました。収穫期を迎えた22アールの愛宕山研修圃場には、糖度16度から18度のワイン用のマスカットが実り、援農隊員たちが、一人一房ずつ丁寧に摘み取っていきました。ふなおワイナリーで行われた収穫祭では、倉敷市船穂農業公社井上稔裕副代表理事から栽培ボランティアの援農隊の労をねぎらう言葉が贈られました。また、3日間の作業を終えた証として援農隊1年目にはアシスト、2年目にはシニア、3年目にはマスターの完遂証とマスカットとワインの記念品が手渡されました。今年、援農隊が栽培してきた愛宕山研修圃場では、悪天候と8月の雨の影響で作業の遅れや、病気の発生などもありますが、9月10日頃には、ふなおワイナリーへ出荷する予定で2.5ンの収穫が見込まれています。