人生の終わり、最期を幸せに迎えてもらおうと倉敷市内のNPO法人が終活セミナーを開きました。
終活セミナーは倉敷市内を拠点に活動するNPO法人「介護ん」が人生の最期の不安を取り除き幸せな終わりを迎えてもらおうと開きました。3回目の今回、およそ200人が話に耳を傾けました。セミナーで講師を務めたのは北海道の特別養護老人ホーム緑風園の総合施設長、菊池雅洋さんです。菊池さんは自身で行った「看取り」に関するアンケート結果で家族か親しい人に見守られながら死を迎えたいという回答が多かったことを紹介し、そのうえで、終末期をどこでどのように過ごすのかを自分の意思で決め、家族などに伝えておくことが自らが望む最期につながると伝えていました。また、講演に続いて介護や在宅医療などの専門家がディスカッションを行いました。看取りのケアについての意見交換では施設職員とのコミュニケーションの重要性について説き、施設利用者や家族の不安を取り除くことで本人が幸せな最期を迎えられることも伝えていました。