倉敷市児島の旧第二赤崎保育園跡地で稼動している防草シート一体型太陽光発電所の完成説明会が開かれました。
説明会には赤崎町内会の代表が出席し、発電事業者で倉敷市児島塩生にある原運輸産業や倉敷市から、発電所の仕組みを聞きました。
今回、旧第二赤崎保育園跡の公共用地およそ3000平方メートルにできた発電所には、厚さ1ミリの太陽電池モジュールと2ミリの防草シートを縫い合わせた
発電シートが敷設されています。
防草シートと一体化することで、コンクリート舗装や除草作業を必要とせず、コスト削減になるほか、設置や撤去が簡単で速やかな原形復旧が可能となります。
最大出力は49.9キロワットで、年間およそ15世帯分の電力を発電できます。
また、発電所には災害時などに電力を供給できる電源設備も備え付けられており、住民は緊急時の操作方法についても説明を受けていました。
この取り組みは、倉敷市が推進する太陽エネルギーを生かしたまちづくり「太陽のまちプロジェクト」の一環で行われました。
発電した電力は中国電力に販売し、その収益のうち、維持管理費などを除いた
5パーセントが倉敷市の財源となります。