源平合戦ゆかりの寺、倉敷市の藤戸寺で、沙羅の花が見ごろを迎え、観賞会が始まりまた。
平家物語の中で「沙羅双樹の花の色」とうたわれるナツツバキ。早朝に花をつけ、夕方には落花することから、世のはかなさを象徴する花とされています。藤戸寺の客殿の庭には、およそ10本のナツツバキが植えられています。今年は、6月上旬から白く清らかな花をつけ始め、今が見ごろです。公開初日の今日は、雨の中多くの人が訪れ、思い思いに楽しんでいました。客殿では、住職の北村増栄さんによる花供養が行われたほか、藤戸史跡保存会の佐藤晃一さんが、源平藤戸合戦について話しました。また、「沙羅の花を観る会」に合わせ、能面や花入れなど平家物語にまつわる展示も行われています。観る会は、花供養代として200円が必要で、今月29日(月)まで行われます。