児島消防署は、秋の火災予防運動の一環として倉敷市下津井の特別養護老人ホームで合同消防訓練を行いました。
消防訓練は、特別養護老人ホームしおかぜの1階厨房から出火したとの想定で午前9時半から始まりました。しおかぜの職員は、火災発生の確認と同時に119番通報し、入所者を安全な場所へ避難誘導したあと水噴霧消火器を使った初期消火訓練を行いました。さらに火が燃え広がり建物の三階にけが人や逃げ遅れた人がいる想定で訓練が続けられ、児島消防署と消防団児島方面隊からはしご車、救急車など消防車両5台が駆けつけました。はしご車による救助訓練では、3階の屋上から取り残された人をバスケットに収容して地上まで降ろしたほか一人で動けない負傷者を担架に乗せ、消防署員が介助しながらバスケットに吊るして救助する訓練が本番さながらに行われました。救助者を無事、救急隊員に引き渡したあと児島消防署員と消防団員による一斉放水を行い、合同消防訓練を終えました。訓練後、児島消防署の田村浩署長から「万が一の火災の時は人命を最優先に
被害を最小限に食い止めるよう連携体制の強化を図っていきましょう」と講評がありました。