県立玉野高校で地震を想定した避難訓練が行われました。初の試みとして、高校を臨時警察署とする想定で実施しました。
訓練は、東南海沖を震源に、玉野市で震度5強の地震が発生したという想定で行われました。玉野高校の生徒450人は一斉に身を守り、安全を確認した後で体育館へ避難しました。また、玉野警察署の庁舎が地震で倒壊したという想定で、海抜5mの玉野高校に無線機能を移転する訓練も行われました。警察署員はてきぱきと設備を配置し、無線で被害の情報などを収集。具体的な指示を出しました。この様子は、体育館に避難した全校生徒に生中継で配信され、緊張した訓練の様子を、息を呑んで見守っていました。玉野高校と玉野警察署は、平成23年に臨時警察署の設置に関する協定を結んでいて、互いの訓練を同時に行ったのは今回初めてということです。