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動物保護を考える

現在開会中の玉野市議会に、不適切なえさやりの禁止などを規定する議案が上程されています。なぜ、議案が上程されることになったのか、また玉野市だけでなく倉敷市でも今懸案となっている保護犬の増加について取材しました。

ゲージの中でうずくまり、悲しそうな眼をしている姿を見て、あなたは何を感じますか?ペットを飼う人が増える一方で、命の期限を決められてしまう犬や猫もいるのです。

王子が岳周辺・ネコだらけ玉野市の王子が岳です。遊歩道やレストハウス周辺にはネコ・ネコ・ネコ。ここまで増えた原因のひとつに不適切なえさやりがあります。道路にはエサが残されていました。かわいそうだからという理由でエサを与えることは決してネコにも人間にもいいことではありません。
玉野市ではこれまでも深山公園でネコが増えて困っていた状況があります。

【インタビュー】玉野市 黒田晋市長

今回上程されている議案「玉野市人と動物との共生社会の推進に関する条例」は人と動物が共生できる社会の実現を目的に、ルールを明文化したものです。議案が議決されれば、条例は6月1日から施行される予定です。

一方こちらは倉敷市保健所です。ここ数か月で保健所に保護される犬の数が増え続け、これまでで最も多いのです。犬や猫が収容されているのは、倉敷市保健所のある、くらしき健康福祉プラザの地下。ここに保護されていることはあまり知られていないかもしれません。
廃墟の床下で生まれていた子犬や子猫たち、市民からの通報で保護され、悲しい目をした犬。保護された状況は違えど、この犬たちの命の期限は収容されてから2か月なのです。

【インタビュー】倉敷市保健所 生活衛生課動物管理係 石部涼子さん

岡山県から倉敷市に動物保護管理業務が移管された平成13年以降のデータです。当初は譲渡されることもなく、1000頭以上が殺処分されていました。平成20年ごろから里親を探してくれるボランティア団体の協力や保健所による譲渡会などの活動により、保護された後、引き取られていく数は年々増えています。平成24年以降年間200頭ほど引き取られていますが、その一方で貰い手がなく命を全うすることができない犬や猫がいるのも事実です。

【インタビュー】倉敷市保健所 生活衛生課動物管理係 石部涼子さん

動物たちはこれから春の出産シーズンを迎えます。どのように行動することが人間にとっても、動物にとってもいいことなのか、今一度考えてみてほしいと思います。

倉敷市保健所に収容されているイヌやネコの引き取りを検討される方は一度、問い合わせてみてください。倉敷市保健所 生活衛生課動物管理係086-434-9829

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  • 放送日:2017/03/16(木)
  • 担当者:都間裕子
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