知的障害や発達障害のある若者が、特別支援学校などを卒業した後も学ぶことができる「福祉型専攻科」が、総社市に開所しました。
開所したのは、総社市のNPO法人ライフデザインが運営する福祉型専攻科「パルジャ」です。開所式には1期生となる18歳から21歳の5人が出席しました。パルジャの田中美穂所長は式辞で、「仲間と一緒に今しかできない様々な経験をしながら青春を大いに楽しんで下さい」と述べ、1期生ひとり一人に入所証を手渡しました。福祉型専攻科は、特別支援学校の高等部を卒業後、直ちに就労や福祉作業所への入所といった選択を迫られる若者に対し、さらに学ぶ時間を提供し、社会生活能力やコミュニケーション能力を磨いてもらおうというものです。現在、全国に40を超える福祉型専攻科が設置されており、岡山県内ではパルジャが初めてです。パルジャは2年課程で、今後、総社市中央の事業所や総合福祉センターを利用して、生活訓練やマナー講習などのカリキュラムを実施する予定です。