農業の効率化を目指そうと、総社市内の圃場で農業用ドローンのデモンストレーションが行われました。
今回用意された農業用ドローンは、1・5m四方の大きさで、バッテリーを含む重さは12・5kgあります。プロペラの根元には農薬や肥料などを蒔く装置が付いていて、一度に1ha分の液体を噴射できるそうです。デモンストレーションは、測量・設計業務を手がける総社技術コンサルタントという会社が農業へのICT導入と効率化を図ろうと初めて企画したもので、この日は総社市内外の農業関係者など30人が見学に訪れました。製品を販売する鏡野町の業者によると、岡山県内での農業用ドローン導入はほとんどないということです。ただ、小型ヘリコプターに比べて10分の1の価格で機動力が高く、騒音も少ないことから、参加者は熱心に話を聞いていました。