倉敷市は、昭和42年に旧倉敷、児島、玉島の3つの市が合併して50周年を迎えました。4月23日に市民会館で行われた記念式典から50周年記念事業をご紹介します。
「倉敷市」50周年記念式典に先立って倉敷商業高校書道部による書道パフォーマンスが行われました。揃いの紅梅色の袴姿の2年生部員は、音楽に合わせ、縦4メートル、横6メートルの大型の紙に「繋ぐ」をテーマにした書道を披露しました。倉敷市消防音楽隊のファンファーレで幕を上げた記念式典では、くらしき作陽大学音楽学部のリードで倉敷市の市歌を斉唱しました。50周年記念事業として制作された原付自転車のオリジナルナンバープレートが披露されました。657点の応募の中から倉敷市の特産品のジーンズ柄をデザインした玉島在住の
中村舞子さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
【インタービュー 中村舞子さん】
続いて、現在、東京音大付属高校1年生の稲垣拓己君によるピアノ演奏が行われました。6歳からピアノを始めた稲垣君は、中学2年生のとき全日本学生音楽コンクール中学校の部で第1位を獲得。倉敷市芸術文化奨励賞を受賞するなど今後の活躍が期待されています。
【インタビュー 稲垣拓己君】
小学生による呼びかけと合唱では、市内63の小学校から代表児童81人がステージに立ち、「わたしたちのまち、ふるさと倉敷」への想いを伝えました。さらに新田中学校吹奏楽部が50年前に流行した曲から現在のヒットソングまでをメドレー形式で演奏しました。最後は、式典参加者全員で学校唱歌のふるさとを歌い昭和42年に倉敷、児島、玉島の旧3市が合併して大きな節目を迎えた倉敷市の50周年を祝いました。なお、市内63の小学校と支援学校の子どもたち地域の誇りや自慢の風景などを描いた大きな絵「ふるさと倉敷」が展示されました。80センチ四方の布絵64枚を縫い合わせた大きな絵は式典後、倉敷市立美術館などで巡回展示されます。
「倉敷市」50周年記念式典50周年 多彩な催しで祝う
【取材日】2017年4月23日
【場所】倉敷市民会館
【住所】(倉敷市本町)