飼い主のいない猫を地域住民が中心になって管理する「地域猫活動」のセミナーが開かれました。
セミナーは倉敷地域ねこ活動をすすめる会が企画したものです。元新宿区保健所の職員で地域猫対策に取り組んだ経験のある高木優治さんが講演しました。高木さんは猫が好きな人もいれば、その反対にフンなどで迷惑を受けている人がいることをあげ、住民・行政・ボランティアが一緒になって、不妊去勢手術の徹底やルールの呼びかけなどを行う大切さを話しました。倉敷市によると15年前にはおよそ1800匹が殺処分されていましたが、平成28年度は10分の一未満の150匹まで減っています。倉敷地域ねこ活動をすすめる会では殺処分される猫を減らすとともに猫によって起きる人と人との問題の解決を目指しています。
セミナーでは東京都世田谷区で地域猫活動に取り組む田矢麻弓さんも活動の事例を紹介しました。