倉敷市出身で出版社・帝国書院の創業者守屋荒美雄の展覧会が倉敷市立美術館で開かれています。
守屋荒美雄は明治5年、現在の倉敷市西阿知に生まれました。県内の小学校で教壇に立った後、上京。教員を辞めた後、大正6年、地図帳や地理の教科書で知られる出版社の帝国書院を創立しました。創立100年を記念して開いた展覧会では、教員検定試験の必読書とされた自身の代表作「動的世界大地理」や、昭和40年代の地図制作に使用した縦・横およそ10メートルの復元図などおよそ100点を展示しています。また、小学生を対象にした帝国書院の社員による地図の見方などを紹介するイベントも開催されました。小学生たちは、地図の記号や特産物を描いた絵記号を見つけて、場所を探しあてるクイズなど楽しみながら地図の使い方を学んでいました。守屋荒美雄展は、16日(水)まで倉敷市立美術館で開かれています。