倉敷市立琴浦西認定こども園の園児たちが、児島漁協琴浦支所の協力のもとメバルの稚魚の放流体験をしました。
メバルの稚魚の放流は、児島沿岸域のメバルの資源確保を目的に倉敷水産協会が愛知県の業者から購入した稚魚を放流しているものです。今年は、4、600匹を放流する予定で、このうちの500匹を児島漁業協同組合琴浦支所の協力で琴浦西認定こども園の5歳児53人が放流体験をしました。子どもたちは、ふ化するまでお腹の中で卵を育て、産卵するときは、卵ではなく稚魚になったものを産むというメバルの特徴について説明を聞き、体長7センチから9センチに育った稚魚を放流しました。園児たちは、倉敷市児島下の町の十八番港(じゅうはちばんこう)の岸壁に設置された放流スライダーから「大きくなあれ」と願いを込めて海に放していました。メバルの名前の由来は、目が左右に張り出している姿にあるそうで、毎年4月から5月に旬を迎えます。なお、放流した稚魚は、2年後の春には体長20センチから30センチの成魚になるそうです。
倉敷市児島漁協琴浦支所
園児がメバル稚魚放流体験
【取材日】2017年9月5日
【場所】十八番港
【住所】倉敷市児島下の町