玉野市の沖合にオニオコゼの稚魚が放流されました。
こちらが体長およそ4センチの「オニオコゼ」の稚魚です。稚魚は、瀬戸内市牛窓の岡山県農林水産総合センター水産研究所で育成したものです。この日は、たまの漁協と胸上漁協が4000匹ずつ放流しました。胸上港では、あいにくの雨の中、胸上漁協の協力のもと玉野市の職員が稚魚を船に運んだあと、沖合200メートルまで出てカゴに入ったオニオコゼを放していきました。この取り組みは、岡山県と玉野市が水産資源の安定的な確保を図るため15年ほど前から毎年この時期に行っています。稚魚は、2、3年で漁獲サイズの15センチ以上に成長します。背びれに毒がある魚ですが、市場では高値で取引されています。