倉敷市内の60歳以上の作品を集めたシルバー作品展が開幕し、今年は、倉敷市50周年記念事業として「私の健康長寿への取り組み」をテーマにした作文や川柳も寄せられました。
シルバー作品展は、高齢者の生きがいづくりなどを目的に倉敷市が9月の敬老月間にあわせて毎年開いているものです。44回目の今年は、倉敷市の合併50周年にあたり記念事業として「私の健康長寿への取り組み」をテーマにした作文と川柳の作品展も同時に行われました。作文では、大正8年生まれの97歳の男性が健康のために心がけている運動や食事について綴ったり、川柳では、グラウンドゴルフやカラオケなど趣味を楽しんでいる様子を表現するなど健康で長生きの秘訣を紹介する101点が展示されていました。シルバー作品展では、95歳の最高齢に70代、80代による絵画、手芸、書、写真、木彫、陶芸など385点が出品されました。中でも、ティシュペーパーで作られた松茸は、一足早く秋の訪れを感じさせるほど本物そっくりの秀作で訪れた人の目を引いていました。そのほか、木彫りの阿弥陀如来像や硯箱など手間ひまをかけた労作などもあり、いずれも、年齢を感じさせない見ごたえある作品揃いです。第44回倉敷市シルバー作品展は、16日(土)まで倉敷市中央の倉敷市立美術館で開かれています。
私の健康長寿への取り組み作品展・倉敷市シルバー作品展
【取材日】2017年9月12日
【場所】倉敷市立美術館
【住所】倉敷市中央