倉敷市真備町ゆかりの偉人吉備真備公を偲ぶ弾琴祭が開かれました。
弾琴祭は、真備町妹の小田川のほとりにある琴弾岩周辺で中秋の名月の頃に合わせて行われる恒例行事です。奈良時代の学者であり政治家の真備公は、遣唐留学生、遣唐副使として二度唐に渡り、その知識を政治・文化に反映させました。真備公が晩年川のせせらぎを聞きながら琴を弾いたとされる「琴弾岩」の上では、横田慈さんが筝、荒川萄山さんが尺八を奏でました。小田川河川敷に設けられた祭り会場では、呉妹小学校の茶道クラブ「だんきんクラブ」によるお点前が披露され、浴衣姿の児童が訪れた人をもてなしていました。また、呉妹小の4、5、6年生有志によるソーラン節も元気よく踊られ、真備公を偲びながら秋の月夜を楽しみました。