平成29年度の倉敷市文化連盟賞贈呈式が行われ洋画家の藤原眸さん80歳と書道家の角(かく)羊亭(ようてい)さん77歳が受賞したほか今年8月に亡くなった前の文化連盟会長室山貴義さんへ特別賞が贈られました。
倉敷市の文化振興を推進し文化の向上・発展に功績のあった個人や団体に贈られる倉敷市文化連盟賞は昭和38年度に創設されました。平成29年度の贈呈式に先立って特別賞の紹介が行われ昨年度まで倉敷市文化連盟の会長として市民の文化振興に貢献し、今年の8月25日、病気のため88歳で亡くなった室山貴義さんへ倉敷市文化連盟特別賞が贈られることになりました。今年度の文化連盟賞には、洋画家の藤原眸さんと書道家の角羊亭さんの2人が選ばれ西井弘人会長から表彰状が贈られました。ノートルダム清心女子大学名誉教授の藤原眸さん80歳は、画家として独特の色彩と個性的な画風による作品を精力的に発表するほか、美術教育や後進の育成に尽力し、倉敷の美術向上に貢献してきました。また、書道家の角羊亭さん本名角洋亮さん77歳は、倉敷書道協会の会長として地域の書道展の審査員を務める傍ら多くの公募展に出品するなど教育書道と芸術書道の両面で幅広く活躍し、書道文化の振興に寄与してきました。贈呈式では、「今後も書道文化向上のため精進します」と謝辞を述べました。また、将来の活躍が期待される個人・団体に贈られる文化連盟奨励賞が、結成50周年を迎えた倉敷のアマチュアバンドカウントハードジャズオーケストラへ贈られました。なお、倉敷市文化連盟賞は今回で個人104人7団体が受賞しています。
倉敷市文化連盟贈呈式
【取材日】2017年11月6日
【場所】倉敷市役所
【住所】倉敷市西中新田