倉敷市水島の石油コンビナートで総合防災訓練が行われ「ました。
岡山県や倉敷市消防局をはじめ関係機関11団体でつくる県石油コンビナート等防災本部からおよそ200人が参加しました。訓練は、「南海トラフを震源とするM9.0規模の巨大地震が発生。倉敷市では、震度6弱を観測。水島コンビナートのJFEスチール構内では、コークス炉周辺の配管でガス火災が発生したという想定で行われました。初めに、JFEスチールの自主防衛隊が初期消火を行ったほかガス中毒者を救護し消防局の救急隊に引き渡す訓練を本番さながらに実施しました。通報を受けかけつけた高所放水車や化学車など消防車両10台は火災発生元のガス貯蔵タンクに見立てたタンクへむけて一斉放水しました。訓練に参加した各機関の職員は、万が一の時に迅速に対応できるかどうか一つ一つの動きを丁寧に確認しあっていました。この防災訓練は、岡山県石油コンビナート等防災計画に基づいて毎年行われています。