備前焼作家・竹内靖之さん千恵さんによる親子展が、倉敷美観地区の陶慶堂で開かれています。
和気郡和気町出身の竹内靖之さんは、備前焼陶芸センターを修了した後、人間国宝・山本陶秀さんなどに師事し、技術を磨きました。靖之さんの長女・千恵さんは、幼いころから靖之さんの窯焚きなどを手伝い、その後陶芸の世界に入りました。会場には、2人が作った食器や花器、細工物などおよそ100点が展示されています。父・靖之さんが重厚で力強い作品を作るのに対し、千絵さんの作品は丸みのある優しい雰囲気のものが多くあります。また、2人は、作品に酸素を与えずに窯の中で焼く還元焼成で「金彩」の作品を作っており、今回もキラリと輝く美しい品々を出展しています。備前焼作家・竹内靖之さんと千恵さんの親子展は19日(火)まで倉敷市中央の陶慶堂で開かれています。