倉敷市立美術館で新年最初の恒例作品展倉敷美術展が開かれています。
今回が61回目となる倉敷美術展には日本画・洋画・工芸・立体の4部門に103点が展示されています。倉敷市内で活躍する倉敷美術協会の会員が年に1度、作品を展示する場とあって見ごたえのあるものが並んでいます。
中には、去年夏に亡くなった秦良恵さんによる七宝焼きの飾壺「初夏」も展示されています。秦さんの御主人が一番思い入れのあった作品として今回の美術展に出品したそうです。
工芸作品としては、茶碗や花入れのほか、絵画として仕立てられた作品もありました。
展示数の一番多い絵画は、50号を中心に抽象や具象、写実的な作品など様々なジャンルのものがあり訪れた人たちは、1点ずつじっくり鑑賞していました。倉敷美術協会最年長、86歳の福島隆壽さんは「瀬戸内海シリーズ」と題し、桃太郎を題材とした大作を出品しています。
会員の創作活動の成果を発表する倉敷美術展は14日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。