今月24日からは、倉敷市内5つの地区で恒例の倉敷雛めぐりが開催されます。
旧野﨑家住宅では一足早く「野﨑家のお雛様展」が開かれています。
展示しているのは野﨑家が所蔵している江戸から明治時代のおよそ200点のひな人形です。江戸時代中期、享保年間に流行した「享保雛」は、高さおよそ70センチ、冠までいれると、80センチほどになり、全国でも最大級です。
面長で能面のような気品のある顔立ちで下から見るとほほえんでいるように見えます。長袖雛は地域特有の雛人形で袖が長く手が見えていません。
前面には鷲と松が刺繍されていて豪華に見せていますが後ろ面はあっさりしているそうで別名見栄っ張り雛とも呼ばれています。他にも京都のひな人形師3代目大木平蔵が作った変わり雛の明治天皇雛や大きさおよそ10センチの芥子雛江戸時代後期に庶民で流行した押絵雛など貴重なひな人形が飾られています。野﨑家のお雛様展は4月8日(日)まで開かれています。