倉敷市の地域健康スポーツ教室が倉敷体育館で開かれ、参加者たちは楽しみながら健康づくりについて考えました。
スポーツ教室は、地域住民のコミュニケーションと運動のきっかけづくりにしてもらおうと、倉敷市とスポーツ推進委員協議会が主催して市内5つの地区で開催しています。今年度最後の開催となる倉敷地区の教室には、地域住民などおよそ50人が参加し、岡山生まれのニュースポーツでプラスチック製の円盤を的めがけて投げる「ディスコン」を体験しました。また、ゲートボールに五目並べのルールをプラスした「囲碁ボール」は、縦5メートル横2メートルのマットにある49の目をめがけてボールを打ち合うゲームです。参加者たちは一打ごとに一喜一憂しながら、楽しんでいました。
また、岡山県立大学の名誉教授で、転倒予防を目的にしたプログラムの開発などを手がけている辻 博明さんが「ロコモ予防運動」について説明しました。ロコモとは筋肉や関節等に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下する状態のことをいいます。辻さんは、「筋肉が硬くなることが体の痛みの引き金になります」と話し、手軽にできる簡単な運動を紹介しました。参加者たちは
様々なテンポのリズムにあわせ足踏みをするなど楽しみながら健康運動に取り組んでいました。地域健康スポーツ教室は来年度も市内5地区で開催されます。