県内有数の蘭の祭典「おかやま春のラン祭り」が総社市内で開かれています。
会場には県内外の20余りの生産者が育てた蘭、およそ6000鉢が並んでいます。このラン祭りは農マル園芸が毎年、冬と春の年2回開催していて、この春のラン祭りには色鮮やかな多くの品種が展示・販売されています。贈答用としても人気の高い胡蝶蘭をはじめ、全国2位の生産量を誇る岡山県名産のデンドロビウムなど、100品種以上の蘭が会場を彩ります。また、2014年の世界らん展日本大賞で日本大賞に輝いたエクアドル原種の「エピデンドラムアタカゾイカム」など、国内ではほとんど手に入らない珍しい品種も揃っています。会場には多くの人が訪れ、見た目の美しさだけでなくそれぞれの蘭が持つ香りも楽しんでいました。また会場ではNHK趣味の園芸でお馴染みの江尻宗一さんが蘭の育て方について講習会を行いました。江尻さんは蘭の栽培では「日光・風・水・温度」の管理が大切であると話し、「じっくり気長に育ててほしい」と呼びかけていました。この春のラン祭りは今月25日(日)まで総社市西郡の農マル園芸で開かれています。