児島市民病院は来月から倉敷市立市民病院として始動します。
病棟も建て替えられ最新の医療設備の導入やがんによる苦痛をやわらげる緩和ケアなどを強化しています。
倉敷市や病院の関係者などが出席し4月1日から利用を開始する倉敷市立市民病院の開院を祝いました。
開院式で伊東香織倉敷市長は「市全体のためになる信頼される病院にしたい」と挨拶しました。
倉敷市立市民病院は築40年を超え、老朽化が進んでいた児島市民病院の建て替えに合わせて病院の名称を新たにして開院しました。
病院内にはこれまでの21科に歯科口腔科を新設し22科が入り、病床数は198床になります。
設備では最新の3Dマンモグラフィが導入され1ミリ単位で乳房の断面を見ることができるなど精密な検査が可能になります。
放射線量も従来のものと比べ6割削減されています。
新たな病床としてガン患者を対象にストレスをやわらげる緩和ケアができる個室が20床新設されました。
窓からは児島の海が臨め自宅にいる落ち着いた雰囲気が感じられる病床となっています。
その他外観の窓面には織物をイメージしたデザインが施され、院内のエレベーターのクロスにはデニムの生地が使われるなど児島らしさが感じられます。
倉敷市立市民病院は、4月1日から利用を開始し、現在の児島市民病院の施設は新年度中に解体し、駐車場にする予定です。