KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

子どもたちに南極の世界を知ってもらおうと南極観測隊の隊員を招いた講座が開かれました。

講座には、総社市内外からおよそ６０人の親子が訪れました。講師は、２００５年から１２年までの４次にわたり南極地域観測隊の一員に加わったミサワホームの井熊 英治さんです。井熊さんは、映像を交えながら南極大陸の観測の歴史や厳しい自然状況を説明しました。井熊さんの生活の拠点となった昭和基地では、氷点下４０度の寒さになり、屋外ではカップ麺などが凍ってしまうというエピソードを披露し、子どもたちは、驚きの声をあげていました。また、「最大瞬間風速は６１・２メートルになることもある」と話し、子どもたちはブロアーで風速６０メートルの状態を疑似体験しました。また、南極から持ち帰った氷が手渡されると、子どもたちは真剣な表情で触ったり、解ける音に耳を傾けるなどして観察していました。このきびしんキッズサークルは、今年３月に地域の活性化に関する連携協定を結んだ吉備信用金庫と総社商工会議所の合同企画の第一弾として行われました。今後は、７月と８月に子ども論語塾を開くことにしています。