KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

梅雨や台風の大雨災害などに備えようと、倉敷市の児島消防署と児島支所が合同で、水防訓練を行いました。

水防訓練は梅雨や台風シーズンを前に児島支所と消防署が毎年合同で開いています。災害発生時での水防処置の仕方や資材の取り扱い方などを習得しようというのが狙いです。訓練には、児島消防署署員に加え、災害発生時には水防活動を行う倉敷市児島支所の職員およそ４０人が参加しました。参加した職員たちは、２人１組になってショベルで砂を袋につめ、およそ２００個の土のうを作りました。また、シートを使った積み土のう工法による、河川の氾濫などに備える訓練も行いました。川側に３段、岸側に２段　土のうを積み、ブルーシートで覆うことで強度が増し、水の侵入を防ぐ効果が高くなるということです。倉敷市内では去年９月の台風１８号で、道路の冠水や床上・床下浸水などの被害が発生し、消防機関の出動は８４件、そのうち４８件が児島地区となっています。災害が発生した場合は、訓練で身に付けたことをいかに安全に短時間で出来るかが重要になります。参加者は消防署の専門職員から安全で効率の良い作業方法のコツを聞き真剣に取り組んでいました。このほか訓練では、地面に杭(くい)をうって土のうの堤防を強化する方法も学び、参加者は熱心に取り組んでいました。