県立倉敷青陵高校が創立110周年を迎え、28日、記念式典を開きました。
110周年の記念式典には在校生953人、来賓などあわせておよそ1200人が出席しました。土家槇夫校長は110年の歴史を振り返り、「これまでの校風と伝統を引き続き発展させていきたい。生徒たちには世の中に奉仕する次元の高い人間を目指してほしい」と式辞を述べました。そして、同窓会やPTA、元教員など青陵高校の発展に尽力した人に感謝状と記念品が贈られました。生徒会長の2年小野茉絋さんは「伝統は過去・現在・未来をつなげていくもの。私たちが日々を積み重ねて発展させていくことを誓います」とあいさつしました。
倉敷青陵高校は明治41年、1908年設立の精思女学校を前身とする岡山県立倉敷精思高校と昭和19年設立の倉敷中学校を前身とする県立倉敷高校の2校が統合し、発足しました。今年3月までに3万4000人あまりが卒業しました。
記念式典の後は青陵高校28期OBで京都大学大学院理学研究科教授の森和俊さんが「田舎者の少年がどのようにしてノーベル賞候補者になったのか」と題して講演しました。