豪雨災害から今日で3か月、倉敷市内の仮設住宅は先月30日をもって6か所すべてが完成しました。なかでも最も早く完成し、入居開始から1ヶ月が経とうとしている倉敷市船穂町の柳井原仮設団地の生活を取材しました。
倉敷市船穂町柳井原のトレーラーハウス50戸は倉敷市内6か所の仮設住宅で最も早い先月8日に完成しました。こちらの80歳のお母さんは真備町辻田で被災し、夫婦ふたりで仮設住宅に住み始めて、1ヵ月になります。最初は狭そうで不安もあったそうですが少しずつ慣れてきたと話します。被災後は、浸水被害を免れた自宅の2階で生活をしていましたが仮設住宅に入居してからは気持ちに変化がありました。45年前、真備町に移り住んだお母さん。被害のあと、近所づきあいや趣味などを通して築き上げてきたコミュニティがばらばらになってしまいました。こうした交流の場を少しでも広げようと仮設団地内に集会所が設けられており、今月8日には住民同士が初めて交流するイベントが行われます。今後は、仮設生活のコミュニティづくりも復興への重要な取り組みとして求められていきそうです。