総社市新本に伝わる江戸時代の農民一揆「義民四人衆の義挙から300年の節目を迎え記念式典が開かれました。
新本享保義民奉賛会主催の300年記念式典では、山本圭一会長から義民祭の継承と地域発展に貢献した赤木春夫さんへ感謝状が贈られました。享保3年(1718)の新本義民騒動とは、農民の共有の山への立ち入りを岡田藩が禁止したことに始まります。利用できなくなった共有の山を取り戻そうと、松森六蔵、 荒木甚右衛門、森脇喜惣治、川村仁右衛門の4人が江戸の藩主へ直訴し、命と引き換えに共有の山を取り戻したのです。義民4人衆の勇気ある行動から300年の節目を記念して、新本小学校の全校児童66人がオペレッタ「義民さま」を上演しました。記念講演では、民俗学者神崎宣武さんが「江戸への道中」と題して当時の旅事情について話しました。さらに、義民4人衆を弔う供養踊り「義民踊り」が披露され、300年前の出来事をしのびました。
義民四人衆の義挙を永遠に新本義民300年記念式典
【取材日】2018年11月11日(日)
【場所】総社市立新本小学校
【住所】総社市新本