江戸から明治にかけて海の輸送を担った北前船の寄港地同士が交流するフォーラムがきょう(16日)から尾道市ではじまりました。フォーラムの前日となるきのう(15日)に倉敷市と尾道市で西日本豪雨の復興を願う会が開かれました。
北前船の寄港地だった倉敷市と尾道市が7月の豪雨で大きな被害を受けたことからフォーラム開催を前に被災した地域を応援しようと倉敷市で復興を願う会が開かれました。会には北前船の寄港地の自治体や商工関係者などおよそ190人が出席しました。北前船寄港地フォーラムは全国各地にある北前船の寄港地同士の交流を目的に行われていて今回は尾道市で開催されます。寄港地だった38市町は日本遺産に登録されていて倉敷市も今年5月に追加認定されています。会では北前船交流拡大機構の最高顧問 大橋洋治さんが「北前船の絆でつながった多くの仲間たちと災害を乗り越えましょう」とあいさつしました。復興を願って全国各地の北前船寄港地の自治体から寄せ書きが倉敷市へ送られました。会では倉敷商業高校の書道部のパフォーマンスなどもあり、会場を盛り上げました。北前船寄港地フォーラムはきょう(16日)から尾道市で始まっていて、尾道市内の街並みを散策したりクルージングなどが行われます。