葬祭式場などを営むいのうえグループが、西日本豪雨災害で犠牲となった人の追悼と早期復興の願いを込めた供養祭を、倉敷市真備町の葬儀場で行いました。
西日本豪雨の被害に遭い、復旧作業をすすめる真備町箭田の葬儀場「エヴァホールまび」には、伊東香織・倉敷市長をはじめ真備町で被災した住民などが集まりました。式では、真備仏教会の僧侶が読経をして犠牲者を弔うとともに、真備町の早期復興を祈りました。参列者は焼香をして真備町で犠牲になった51人に手を合わせました。いのうえグループの井上峰一会長は「エヴァホールまび」が営業再開を目指す一方で、被災した地域住民になにかできることはないかという思いで、今回の供養祭を実施しました。この日は、簡易仏壇200基を用意し、家屋が被災して仏壇を廃棄せざるを得なくなった人たちに無償で提供したほか遺影写真の無償提供なども行いました。エヴァホールまびは来年の営業再開を目指しています。