倉敷ゆかりの若手作家の作品を紹介する「倉敷新鋭作家選抜美術展」が倉敷市立美術館で開かれています。
記念の第20回選抜展には日本画家の浅野有紀さんとガラス作家の田邊茉子さんが選ばれました。2人は共に倉敷芸術科学大学大学院の卒業生です。岡山市にアトリエを構える浅野さんは、初めて個展を開いた2005年から今年の新作まで13年間で制作した作品19点を展示しています。倉敷市下津井の自宅で創作活動を行う、ガラス作家田邊茉子さんは、ガラスの特性を活かし、無機質な物体を生命観あふれる作品に仕上げています。今回は、ガラスを溶かして形づくる田邉さん従来の作品に加え、ワイヤーにガラスの粉を焼き付けて創作する独自の技法によるオブジェを出品しています。2人の女性作家による日本画とガラスの競演が楽しめる「倉敷新鋭作家選抜美術展」は今月9日(日)まで開かれています。