備中地方の伝統文化の継承と発展をテーマとする「備中志塾」の本年度4回目の講座が12月13日に開かれました。
「備中志塾」は、民俗学者の神崎宣武さんを講師に備中地方の歴史と文化を学んで次の世代にも伝えようという主旨で平成24年(2012)から始まった講座です。7年目の今年も、9月7日から4回シリーズで開かれました。12月13日に開かれた今年最後の講座では、年中行事と飲食をテーマに江戸時代から伝わるまつりや節供といった晴れの日の食事について学びました。今回は、歳神様を迎える大晦日の夜に家族で祝う「年越し膳」を再現し、約30人の受講者は、雑煮や蒸し物、煮しめなどが並んだ膳を実際に食べながら日本の食文化を再確認しました。なお、「備中志塾」の講義録をまとめた『「吉備」の歴史と伝統文化』がこのほど出版されています。
備中地方の伝承文化と発展備中志塾「年中行事と飲食」
【取材日】2018年12月13日(金)
【場所】大橋家住宅
【住所】倉敷市阿知