倉敷市連島町鶴新田のレンコン畑です。
レンコンの収穫がピークを迎え
朝から収穫作業が行われています。
倉敷市連島町は、粒子が細かい粘土質の地質を生かした西日本有数のレンコンの産地です。
現在、連島町のレンコン畑はおよそ30ヘクタールで、20軒ほどの農家が栽培しています。
今回取材に伺ったのは、70年前、祖父の代からレンコン栽培を手掛ける、髙橋幹雄さんの畑です。
8月から始まった収穫は、年末にかけてピークを迎え、8ヘクタールの畑での作業は10ヵ月続きます。
連島のレンコンの収穫は、くわを使うのが特徴です。
ぬかるんだ土から出ている芽を目印に、刃の長いレンコン用のくわで掘ります。
レンコンを傷つけないよう、また、折れないように注意しながら掘り進めていました。
レンコン農家は年々減っていますが、髙橋さんは「田んぼが減ってしまうのはさみしい。
できるだけ残していきたい」という思いで栽培しています。
連島のレンコンは、色が白く肉質がやわらかいのが特徴です。
収穫したレンコンは、中四国や大阪などに出荷されます。