小学生の囲碁日本一を決める「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」が倉敷市有城のくらしき山陽ハイツで行われました。
この大会は、倉敷市真備町ゆかりの偉人、吉備真備公が奈良時代、中国から日本に囲碁を伝えたとされることにちなんで、その偉業を顕彰し、囲碁文化を広めようと2011年から開催されています。毎年、真備町のマービーふれあいセンターで開催していましたが、7月の豪雨災害で施設が被災したため、今年は開催場所を変更して行われました。8回目となる今回は、都道府県予選を勝ち抜いた全国の小学生87人が出場しました。競技は2日間にわたって行われ、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を争います。初日の予選リーグでは低学年、高学年ともに8つのグループにわかれ、一人3局を行いました。審判長には、去年10期ぶりに名人に返り咲いた帳栩名人を迎え、子どもたちは白熱した対局を繰り広げていました。なお、明日13日の決勝トーナメントで優勝した児童には、囲碁の3大タイトルの1つ「棋聖」のジュニア版「こども棋聖」の称号が与えられます。