60歳以上の高齢者に対して短期的な仕事を提供するシルバー人材センター。倉敷市真備町のシルバー人材センターは、西日本豪雨で事務所が被災した上多くの登録会員も被災し業務の中止を余儀なくされました。災害から8カ月が経過した現況を取材しました。
「(私も被災しましたが11月から仕事を再開しました。仮設やみなしに入られて会員の人数が少ないがこういう仕事は楽しいです)」
西日本豪雨から8カ月シルバー人材センター真備支所の会員は、被災前と変わらず仲間と一緒に楽しく仕事を再開していました。豪雨災害によりシルバー人材センター真備支所の建物は、一階の天井まで水に浸かりました。業務用の器財や車、事務所内のすべてのものが水没して使えなくなりました。被災後2か月目の8月13日から船穂公民館西隣にあった連絡所に仮事務所を移し業務を再開させました。【インタビュー】倉敷市シルバー人材センター安川晴三真備支所長「会員の安否確認仕事の受注確認などを行った。」倉敷市シルバー人材センター真備支所では、被災前平均年齢74歳の会員160人を数えました。このうち99人が被災し、3人が亡くなりました。現在は、仮設住宅などで暮らす被災会員を含め112人が、業務にあたっています。仕事の内容は、公園など公共施設の清掃や草取り、樹木の選定などです。
【インタビュー】被災会員は 安川晴三支所長
事務所の完全復旧までには、2,3年かかるそうですが、真備町の復興とともに
シルバー人材センターも復活への歩みを進めています。
西日本豪雨から8カ月シルバー人材センター真備支所の現況
【取材日】2019年2月18日
【場所】シルバー人材センター真備支所仮事務所
【住所】倉敷市船穂町