倉敷市立自然史博物館で新しく収蔵した昆虫の標本が展示されています。
今回新しく収蔵したのは、松下啓一さんのチョウ類コレクションと、國本尚憲さんの昆虫コレクションあわせて1万822点です。
松下さんは直島町在住で、1970年頃から全国のチョウ類の採集と標本の作製、外国産の標本の収集を始めました。
展示された1万点のチョウ類は色や形、大きさもさまざまです。
紫色の羽が艶やかな国蝶のオオムラサキや、後ろ羽のオレンジ色が抜けて白くなっているツマグロヒョウモンの色彩異常型など、珍しいものもあります。
國本さんは浅口市在住で、収蔵した標本は4年前の中学2年生の時、当時住んでいた鹿児島県内で採集した昆虫でつくったもので、県の標本コンクールで県知事賞を受賞しました。
現在自然史博物館にはおよそ54万点の昆虫が収蔵しており、そのうちの9割以上が寄贈されたものです。
昆虫の新着資料展は4月7日(日)まで倉敷市立自然史博物館で展示されています。