豪雨災害から、まもなく9カ月。被災地真備町では、特産のタケノコがシーズンを迎えています。倉敷市シルバー人材センター真備支所は、恒例の「朝掘りタケノコ」の販売を開始しました。
土の中から姿を現したタケノコ。土の割れ目から、わずかにのびた穂先を頼りに「ツキ」と呼ばれる鉄製の道具をつかってタケノコを掘り出します。作業にあたるのは倉敷市シルバー人材センター真備支所のメンバー6人です。6人のうち、真備町箭田の須増実雄(すます・じつお)さん83歳をはじめ、4人の自宅が水に浸かり、仮設住宅などから現場に駆けつけています。タケノコを収穫する現場は、岡山県の三大巨石古墳の一つ「箭田大塚古墳」に広がる竹林(ちくりん)約60アールです。真備のシルバー人材センターが竹林整備を請け負っており、タケノコの時期になると早朝から収穫し、「朝掘りタケノコ」として即売しています。今年の初掘りは、3月31日の朝7時から始まりました。
【インタビュー】倉敷市シルバー人材センター真備支所川上伸晟さん
今年最初の朝掘りタケノコは、やや小ぶりで、200グラムから500グラムの大きさで28キロを収穫しました。 県道沿いの駐車場に設けられた 直売所では、午前8時から、1キロ 1500円の値段で売られました。真備のシルバー人材センターによる「朝掘りタケノコ」の直売所は、4月28日まで水曜と日曜の午前8時から開かれます。
被災地真備町のシルバー人材センター朝掘りタケノコ販売開始
【取材日】2019年3月31日
【場所】箭田大塚古墳竹林
【住所】倉敷市真備町