倉敷市児島の由加山蓮台寺で建設されている新しい本堂に、地元・琴浦北小の児童が訪れ、伝統的な職人技を目の当たりにしました。
真言宗御室派の蓮台寺では、去年5月から新しい本堂の建設工事に取り掛かっています。工事が進む新しい本堂には、琴浦北小の3年生から6年生、9人が訪れました。建物は、釘やボルトなどの金物を一切使わない伝統工法で建てられています。木材は、奈良県の樹齢500年のヒノキと、カナダで蓮台寺と同じ1300年前に生まれたヒノキが使われています。子どもたちは、中に入ると、配られた写真と同じ模様を探すゲームに挑戦し、楽しみながら宮大工の職人技を感じていました。
【インタビュー】・琴浦北小の児童はー(3人)
今回初めて行われたこの取り組みは、子どもたちに地元の寺の歴史と伝統文化を知ってもらおうと工事を請け負っている建設会社「荒木組」が企画しました。
【インタビュー】・荒木組 河内久治 新築工事現場所長
子どもたちは現場を見学した後、新しい本堂の屋根に守り神としてつける鬼瓦のミニチュア版を粘土でつくり、一人ひとり違った表情の鬼瓦を完成させました。新しい本堂は2022年令和4年に完成する予定です。