去年7月の豪雨で被災した総社市下原の墨彩画家枝松國明さんが災害の爪痕を残した自宅で作品展を開いています。
アルミ工場の爆発と浸水被害に遭った自宅は、いまだブルーシートに覆われたままです。1階で行われた作品展には、160点の墨彩画が並び、水に浸かった作品も修復して、展示されています。備中国分寺の五重塔が秋の夕暮れに染まる姿を描いた「吉備路晩秋」や、細かい人の表情と動きを捉え、自身の独特な構図でみせる「白川郷残雪」などは、数々の賞を受賞しています。災害から1ヵ月後、避難先から自宅に帰った枝松さんは、今までの集大成と復興の証として自宅で展覧会をひらこうと決めました。
【インタビュー】・墨彩画家 枝松國明さん(91歳)
展覧会は、今日(12日)から来月(6月)16日まで開かれています。