倉敷市の絵画グループ「BAKUの会」の作品展が倉敷市立美術館で開かれています。
21年前から活動を始めたBAKUの会は、現在、倉敷市在住の12人が所属しています。会員は、週に1回集まって油彩や水彩、アクリル画などそれぞれ自由に作品を描いています。会員の一人、加治屋良弘さんは、額縁を木材から手作りし、絵画との一体感を引き立たせています。増上時久さんの倉敷美観地区の老木を描いた作品「生き抜く力」は、去年の岡山県展で奨励賞を受賞しました。最高齢の88歳・池田吟子さんは、今年、雨の日に庭先で転んで、股関節を骨折してしまったときに助けを呼ぶための携帯電話をなんとか手に取るまでの様子や4か月もの入院とリハビリ生活の様子を連作として描いています。このほかにも、梱包材をちぎって作られた独創的な抽象画や、孫が立ち上がる愛くるしい姿を描いたものなど、さまざまな作品が並びます。
絵画グループ「BAKUの会」の作品展は、6月2日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。♯