G20大阪サミットを3週間後に控え、水島海上保安部や岡山県警など8機関が合同でテロ対策訓練を行いました。
水島港に停泊中の外国籍貨物船から、「不審なボートが接触し、不審者と乗組員が拳銃のようなものを積み替えている」との118番通報を受けた想定の下、訓練が行われました。
参加したのは水島海上保安部や岡山県警、税関支署などで組織する水島港港湾危機管理コアメンバー機関のおよそ60人です。
海上保安部の巡視艇が逃走しようとする不審船を威嚇射撃した後、不審者を確保。
また、外国籍貨物船から陸上へ逃走をはかった不審者を岡山県警が取り押さえました。
その後、貨物船の乗組員の荷物検査が行われ、紛れ込んでいた拳銃を発見しました。
港湾取扱貨物量が全国でも上位に入る水島港には去年、およそ3万2千隻が入港していて、テロ防止に向けた水際対策の、より一層の強化が求められます。