航空宇宙産業のへの進出とビジネスモデル化について考えるフォーラムが倉敷市で開かれました。
フォーラムでは、学識経験者など3人が講演を行い、新たなビジネスチャンスになる航空宇宙産業について話しました。このうち航空宇宙産業での新たな事業展開を研究する航想研の代表で三菱総合研究所の客員研究員である奥田章順さんは、飛行機がエンジンからモーター駆動へ推進システムが変化しようとしていることなど「航空産業は今、大きな転換期を迎えています」と話しました。また、地元・倉敷の水島工業高校がJAXAと同じ時期の2015年にモーターグライダー型の電動航空機「エアロメシア」を開発。ジャンプ飛行の成功を収めた例をあげ、「岡山には技術の資源がある」と説明。「ここから空飛ぶ自動車の技術開発にもつながる可能性が大いにある」と話しました。訪れた関係者たちは、新たな事業機会につながる話を熱心に聞いていました。このフォーラムは、地域の企業経営者などでつくる「岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会=通称MASC(マスク)」が開きました。MASC(マスク)では、11月には水島コンビナートでドローンを使ったプラント点検プロジェクトを予定するなど、離島への物流などドローンを用いた事業化を進めていきたいとしています。