美術作家の高橋秀さんと布貼り絵作家の藤田桜さん夫婦の創作の軌跡をたどった展示会が倉敷市立美術館で開かれています。
生命感あふれる有機的なフォルムの作風で知られる美術作家の高橋 秀さん、子ども向けの絵本の表紙などで知られる布貼り絵作家の藤田桜さんは1958年に結婚。
東京、ローマを拠点にした後、90歳前後になった現在も、倉敷市玉島の沙美海岸にアトリエを構え創作活動を続けています。
会場には、そんな素敵な二人の作品、およそ300点が展示されています。
高橋さんは1961年に、セメントや油彩などで描いた「月の道」で具象絵画の登竜門「安井賞」を受賞しました。
現在は、金箔を貼るなどして、日本風の造形作品を多く手掛けています。
藤田桜さんは、布の模様や材質を活かした布貼り絵作家です。
布だけで、季節や、動植物を表現し、多くの絵本を手がけました。
訪れた人たちは、1つ1つの作品をじっくり見ながら、2人の創作の軌跡をたどっていました。
高橋秀、藤田桜素敵なふたり展は22日まで倉敷市立美術館で開かれています。