写経仏画とパッチワークの展示が倉敷市児島味野の児島市民交流センターで開かれています。
般若心経の小さな文字を繋いで描く仏画、ひと針ひと針、手縫いで仕上げるパッチワーク、どちらも作者の温かさが伝わってきます。この展示は児島地区の写経仏画とパッチワーク教室「写経仏画・布あそびの会」の講師・藤田祐子さんと講座生35人が行っています。会場には300点の作品が所狭しと並んでいます。写経仏画は276文字の般若心経を眉から書き始め、何度も繰り返しながら全体を仕上げていきます。小筆に墨をつけて小さな文字を書いていくには集中力を必要とします。展示作品の中には自閉症の講座生の作品もあり、講師の藤田さんによると、家族のためにと何時間も集中して制作してきたということです。パッチワーク作品には壁掛けやバッグ、小物入れなど、様々なものがあり、愛らしい犬のデザインのバッグ、干支をデザインした飾りなど、見る人を楽しませてくれます。展示をした写経仏画・布あそびの会のパッチワークの講座生は平均年齢は70歳代で、手仕事をしながら和気あいあいとおしゃべりし、仲良く過ごせるのもパッチワーク教室の魅力としています。写経仏画とパッチワークの展示は、今月26日(土)まで児島市民交流センターで開かれています。