地域で取り組む地球温暖化対策について考える講演会が倉敷環境学習センターで開かれました。
講演会は、倉敷市全体で温暖化対策に取り組もうと活動する「STOP温暖化くらしき実行委員会」の主催で行われました。
講師はエネルギーなどの研究をしている歌川学さんです。
地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」では、産業革命以降の気温上昇を2度未満出来れば1・5度未満に抑えることを目標にしています。
しかし、このままでは2030年にも世界の平均気温が1・5度上昇する危機が迫っていてこの10年間の対策が重要になってくることが話されました。
また、日本のエネルギー消費は発電所や工場などが多くを占めていて、歌川さんは、工業が盛んな岡山県では、大幅なCO2の削減が技術的に可能で、市民が積極的に地域の経済社会に関わっていくことが大切と訴えました。
参加したおよそ60人は、真剣な表情で温暖化対策について話を聞いていました。