高校生が地域の魅力や課題について探求した活動の実践報告会が開かれ、事例や体験談を発表しました。
報告会には、県内の高校生や地域の人など、およそ40人が参加しました。
事例発表では、2つの高校が自分たちの地域の資源を活かした活性化プランなどを発表しました。
金光学園高校は、笠岡諸島のひとつ、白石島の伝統の踊り「白石踊り」を継承していくためにバーチャルアイドルを制作。
画面上のキャラクターと一緒に踊れるゲームを考案しました。
踊りは3Dのデジタルデータで再現されていて、様々な角度から踊り手の動きが見られるようになっています。
また、倉敷古城池高校は、「リアルプラットフォーム商店街」と題し、地元・水島の「名物な人」を売りにして商店街を活性化させるプランを発表しました。
商店街の各店舗が扱う商品ではなく、店主など「人」に焦点を当てることで実際に足を運びたくなる商店街を考えました。
そのほか高校生による地域活動を通じた体験談の発表もありました。
倉敷古城池高校3年の宮田陽南子さんは、水島コンビナートクルーズのアナウンスガイドの活動を通して自分の学びたい分野が定まり、将来のビジョンが明確になったことを話しました。
この報告会は、青少年がそれぞれの地域や伝統文化などを学ぶ活動の手助けをする一般社団法人未来創成学院が初めて開きました。
来年もこうした実践報告会を開催し、高校生の地域社会での活動につなげたいとしています。