中止となった全国高校野球選手権大会の代わりに開かれた「夏季岡山県高校野球大会」の決勝戦がきょう(10日)倉敷市のマスカットスタジアムで行われ、倉敷商業が創志学園を11対1で破り優勝を飾りました。
去年秋の県大会決勝と同じカードとなった一戦。
先制したのは創志でした。
3回裏、ツーアウトからの連打で1塁3塁とし、バッターボックスには3番・森田。
ライト前へタイムリーヒットを放ち先制点を奪います。
創志打線に3連打を浴びた倉商・先発の福家はここでマウンドを降り、2年生左腕・永野に後を託します。
追いつきたい倉商は6回表。2本のヒットで1アウト1塁2塁とし、バッターは5番・田村。
レフト前へと運び同点とします。
さらに満塁としたところで創志投手陣の制球が乱れ3連続四死球。
これで3点が入り、倉商が逆転に成功します。
なおも2アウト満塁の場面でバッターボックスにはキャプテンの2番・原田。
鋭く打ち返した打球はライト前へのタイムリーヒット。
さらに2点を加え、この回一挙6点を奪います。
その後、倉商打線は終盤3回にも合わせて5点を奪い
試合を優位にすすめると、投げては、3回からマウンドに立った2年生左腕・永野が好投。
創志打線を4回からは0点に封じ込めます。
ベンチ入りメンバー25人全員が出場した創志は最後まで死力を尽くしましたが及ばず。
倉商が「特別な夏」の大会を制し、岡山県の王者に輝きました。
なお、倉商はきょう開幕したセンバツ選出32校による「2020年甲子園高校野球交流試合」に岡山県代表として出場し、今月15日に宮城県代表の仙台育英と対戦します。