倉敷市在住の水彩スケッチ作家平松 依里子さんの個展が倉敷市内のギャラリーできょう(22日)から始まりました。
会場には県内の風景画を中心に50点が並んでいます。
平松さんは絵を描きに訪れた現場で下書き無しでペンスケッチを行います。
下書きが無いからこその緊張感とスピード感、その線を優しいタッチで彩る透明水彩が見る人を惹きつけます。
倉敷市新田在住の平松さんは2005年に、ふと訪れたペンスケッチの個展でその魅力に惹かれ、会社員として働きながら創作活動を行ってきました。
今年3月には作家一本で活動していきたいとの思いから退職。
現在は会社員時代よりもハイペースで水彩スケッチを描いています。
倉敷市の下津井港を丁寧に描いたこちらの作品。
穏やかな波の「チャプチャプ」という音が聞こえてくるようです。
また、猫が好きで実際に2匹を飼っているという平松さん、最近は描いた絵の中にさりげなく猫を登場させる遊び心を取り入れているそうです。
このほかにも県外の景勝地を描いた作品などが並び、訪れた人は活き活きと描写された絵に見入っていました
「平松依里子ペンスケッチ展」は今月27日(月)まで倉敷市本町のギャラリー十露で開かれています。